安全な暮らしとお子さまとの未来のために

母子生活支援施設は「DV被害を受けている」「経済的に行き詰っている」「子育てに不安がある」などのトラブルを抱えた、
妊娠されている方や18歳未満の子どもを養育している母子家庭が、安全に暮らすための児童福祉施設です。
お子さまとの安定した生活をスタートさせるため、心のケアから社会復帰まで私たちがしっかり守ります。

※必要があれば、お子さまが20歳まで利用できます。

引用元:母子生活支援施設とは?
出典:大阪府社会福祉協議会 施設福祉部

支援内容

  • 独立した居室での生活

    母子生活支援施設では独立した居室でプライバシーが守られ、世帯ごとに生活を送ることができ、家事や育児ができる設備が整っています。施設見学にて、居室内の様子を確認してください。また、お母さんは母子生活支援施設から職場に通ったり、就職活動を行うことができます。

  • 24時間365日相談できる職員が常駐

    仕事、育児、健康、家族関係、DV被害や虐待による心理的不安、将来の生活設計など、何でも相談してください。母子生活支援施設ヴェインテでは職員が常駐していますので、休日や夜間でも相談できます。より専門的なサポートが必要な場合は専門機関を紹介します。

  • 保育サービス

    母子生活支援施設では、保育所が休みの場合や残業の時など、一時保育を行っています。また軽い疾病で保育園に通えない時も、保育を行っています。

  • 子どもを応援

    子どもは、学校や保育所に通います。放課後や長期の休みは母子生活支援施設併設の学童保育で過ごします。中高生には、学習指導や進路の相談にも応じ、子どもの健全な発達をサポートしています。

  • 自立計画を一緒に作成

    母子生活支援施設退所後に安定した生活を築くために、利用者の方と一緒に自立に向けた自立支援計画を作っています。親身に対応しますので、何でも相談してください。

DV被害者には心のケアが大事

ヴェインテでは、DV被害や虐待により入所された母子の安心・安全な生活を確保するために、夜間警備の徹底や毎週一回の心理専門員によるカウンセリングを行っています。

ご利用方法・料金

住居スペース紹介

住居スペース見取り図

母子で暮らしやすい住まいです

母子生活支援施設内のお部屋はマンションのようにそれぞれの世帯ごとに独立しており(バス・トイレはお部屋にあり)、お部屋の中で家事や育児を行うことができます。また、母親はお仕事に、子ども達は学校や保育園に通っていただくことができます。

設備・貸し出し備品

バス、トイレ、洗面所、IHキッチン、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、エアコン、シューズボックス、電気温水器、照明器具、カーテン、インターホン、電話(取次回線)、クローゼット、物干しなど

※洗濯機は居室に設置できませんが、各階にコインランドリーを設置しています。

共有スペースの紹介

1日の流れ

母子生活支援施設の代表的な1日の流れになります。
子どもの状態に応じて、スタッフが対応しますので、臨機応変に対応しております。

小学生、幼児、お母さんの一日のスケジュール

ご利用者さまの声

  • Kさん(入所歴:5年)

    頼れるスタッフのおかげで
    一人じゃないと思えた

    何か困ったことがあれば、いつでもヴェインテのスタッフの皆さんが相談にのってくれるので、安心して生活することができています。仕事や体調不良の時は代わりに買い物や園のお迎えをしてくれて、とても助かっています。

  • Oさん(入所歴:3年)

    スタッフの皆さんと一緒に
    子どもの成長を見守れる

    母子生活支援施設なのでルールはありますが、そのおかげで毎日安心して生活することができていると感じています。子どももヴェインテのスタッフの方と話すのが好きで、いつも保育中や施設行事、勉強時間の話を家に帰ってきてから楽しそうに報告してくれます。子どもの成長を一緒に見守ってくれる存在があることにとても救われています。

  • Bくん(入所歴:1年)

    楽しい思い出が
    たくさんできる

    学校が終わってからは、学童室で先生や他の友達と一緒に安心して遊べて、お菓子もいっぱい食べれて楽しい。皆とキャンプや海水浴に出かけたり、先生と一緒に手作りおやつを作って皆で食べたり、楽しい思い出がいっぱいできた。

よくあるご質問

  • Qどんな方が母子生活支援施設に入所されていますか?
    ADV被害を受けておられる方、生活する場所がない方、借金などで生計破綻されている方、子育てで悩んでおられる方、未婚で母子だけの生活に不安な方、妊娠されている方などが、入所されています。
  • Q母子生活支援施設に入所したいのですが。
    Aまずは、現在お住まいの地域の市役所、または区役所の福祉事務所(京都市は子どもはぐくみ室)にご相談ください。
    相談内容を踏まえて母子生活支援施設の説明を受けられます。
    分からないことがあれば、当施設に気軽にご相談ください。丁寧に対応いたします。
  • Q施設の周りの環境はどうですか。
    Aヴェインテのある京都府京都市山科区は住宅地の中で、とても静かな環境です。
    学校、保育園、スーパー、総合病院、公園が近くにあり、母子が生活しやすいです。
    地下鉄の駅やバス停も近くにあり便利ですが、ほとんどの方が自転車を持ち利用されています。(駐輪場あります)
  • Q施設の入所期間に期限がありますか?
    Aお子さまが18歳になるまで入所は可能(特別な事情がある場合、20歳まで可能)です。
    自立までの準備期間はそれぞれ異なると思いますので、職員と一緒に焦らず、それぞれのペースで自立準備を進めていきましょう。
  • Qお風呂やトイレは共同ですか?
    Aいいえ、お風呂やトイレは各居室内にございます。
    各階にコインランドリーを設置しており、共同で使用していただいています。
  • Q部屋で喫煙はできますか?
    A自分のお部屋での喫煙は可能です。(共有スペースでの喫煙は不可)
    ただし、退所時に煙草のヤニで汚れた壁紙等は修繕対象となり、その費用は各自で負担していただくことになります。
  • Q病院は近くにありますか?
    A嘱託医(施設の前に病院があります)が年2回入居者の健康診断を行います。その他、個人経営の病院は歩いて5分の場所に、大きな総合病院は車で5分の場所にあります。
  • Q学校・保育園は近くにありますか?
    A小学校と中学校は、歩いて15分くらいの場所にあります。保育園は、歩いて10分くらいの場所にあります。
  • Q家賃はかかりますか?
    A母子生活支援施設の利用に関わる費用は、住民税や所得税の課税額に応じて決まります。居室の電気・水道など光熱費や、生活費につきましては実費にてご負担いただきます。
  • Q門限や外泊などの制限はありますか?
    A母子生活支援施設の開門は午前7時、門限は午後10時です。緊急時、開門以前・門限以降に開門の必要がある場合は、内線でお伝えください。外泊もできます。